10月4日(日)午後1時30分より、千歳温水プール1階集会室にて、地元、バージの会が主催した、元沖縄大学学長の野本三吉氏(本名・加藤彰彦氏、元沖縄大学学長)講演会「子縁でつながる人と地域」〜いまここをだれもが生きやすいまちに〜に伺う。
会場には、地元の船橋会、葭根町会、教育関係や行政関係者等多くの方が訪れ、当自治会から、会長はじめ副会長2名、役員2名が参加。
講演の冒頭に保坂世田谷区長が挨拶し、野本氏の人となりを紹介。
講演内容は
1)子どもと地域を考える
・ご本人の小学校での体験(分教場時代、居残り勉強と通信簿)
2)子どもは暮らしの中で育つ
・児童相談所で出会った子どもたち
3)子縁でつながる人と地域
・横浜の寿生活館での子どもと地域の関わり
4)子どもと地域のつながり
・子どもは人の中、地域の中で育つ
・地域はセーフティネットそのもの
・コミュニティスクールの可能性(小地域の子育てネット)
5)日本の仮親制度
・とりあげ親、名付け親、拾い親
・子供会、青年団、児童館、PTA、学童クラブ
おわりに
・新しい子どもと市民の居場所づくり(独りぼっちにしないこと、自由に意見がいえること)
等々の内容で、野本氏が今まで体験してきたことを述懐しながら話され、大変興味深く講演を伺うことが出来た。
講演終了後、質疑応答が有り、子どもと親、子どもと地域の繋がりについて、活発に意見が交換され、大変有意義な講演会であったと共に、このような講演を、一人でも多くの方々に聞いていただきたい。
蛇足だが、今も昔も、満足に食事をとれない子どもたちがいるとのこと、世田谷区では空き家対策として、利用方法を模索しているようだが、各地(豊島区の要町あさやけ子ども食堂・練馬区のねりまこども食堂)で「子ども食堂」を地域の方たちが運営しており、区で空き家を整備し、フードバンク等を活用するなどして、区内のあちらこちらで「子ども食堂」が運営されるような施策をお願いしたい。
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